ここ阪神間にもサンバソウやイシガキダイがいるのをご存知でしょうか?
元リゾ鳴尾浜と武庫川の間にある沖向きテトラ。ここは当時、自由に入って釣りができました。
昔は竹で出来きた半円状の枠に網がついてるエビ網というのがあり、玉網の柄に括り付けてよく近所の野池にスジエビ捕りに行きました。夜間、鉄柵を乗り越えて防水コンクリートを打ったすり鉢状の野池に侵入。スロープをすり足で降りて水際を懐中電灯で照らすとエビの目が光る。玉の柄の柄を伸ばして沖にエビ網を投入。スロープに沿って引いてくるとスジエビやヌマエビが大量に捕れました。
ヌマエビはよく潜るのでマキエに。スジエビはさし餌に。何日も活かしとくと共食いするので必ず釣行前夜に行ってました。エビは熱帯魚の餌をやると身体が頭がオレンジ色になってましたね。
竿はのべ竿か磯竿でエビをパラパラ撒きながら、ウキは孔雀の羽で作った棒浮きでトップがなくボディだけの白いウキ。ウキ下はヒトヒロ。テトラの切れ目に投入し左右に流れる時が時合で、竿でちょんちょんと誘いをかける。
時期は夏から秋にかけての日中。丁度郷ひろみの誘われてフラメンコが流行ってた時期。「さっそわれて、フラフラ〜」と歌いながらウキを誘ってたから1975年と覚えてる。13歳のときだ。
ウキがスパッと入り手のひらくらいのサンバソウやイシガキダイが面白いように釣れた。引き味もいいし、煮付けにして食べたら食味も良かった。生姜を入れたら臭みも消えた。
このテトラは夜間青イソメの電気ウキ釣りで60cmくらいのハネが釣れたこともある。子供心にこの釣りは面白かった。
今は釣り禁止ですね。